打掛②『海と空の出逢う場所』

⑥最高難度の無地染め(movieもあります)

この打掛、青の無地の部分も、他の「風彩染」と同時に染めていきました。これは本来「引き染め職人」という、大きな面積専門の方にお願いする、別の技術になります。

これが、本当に難しい。慣れてないのもありますが、めちゃくちゃ細かい曲線をたくさん作っているからです。(完全に引き染職人さんに任せるつもりでした、図案の当初は(笑))

でも、こういう風に、風彩染に入れ込んでくるのを、なかなかやってくれる人はいません。そう思うと自分でやってしまおうかと。朦朧とする意識の中、ほぼ勢いで。そして、一か所やると、他の所も自分でやらなくてはとなるんですね(笑)

この5倍くらい手は真っ蒼に。特殊メイクのゾンビのようでした。

12時間染め続けた話でも書いたとおり、これにより、母の差し入れてくれるモスバーガーやフライドチキン(食べにくい)は、より食べづらくなり、染めている間は人生で一番冷めたもの&高速最低咀嚼数になっていきました(笑)モスバーガー1個を1時間半かけて食べるとか、したくないですよね普通。。

しかも、この青は、染料に一切水を加えていない青です。濃い方がぼかしは誤魔化しがきかないので、これは最高難度。でも、紆余曲折を得て、やり遂げました!!

まさに人生の荒波を乗り越えたこの打掛。これを着てくださる貴方も、

大丈夫です。

どんな荒波も乗り越えていきます!!

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