この花嫁和装は、絶対に自分たちしか染められない衣装で、選んでくださった花嫁を世界一幸せにすると思って染めています。
この花嫁和装は、絶対に自分たちしか染められない衣装で、選んでくださった花嫁を世界一幸せにすると思って染めています。
その中でも、このーときつかぜーでしか染められない、「風彩染」という染め方があります。
現代のぼかし染めの中で唯一国に登録されており、染色はすべて手描きで行われます。
世界でただ1人の花嫁として、花嫁和装をお楽しみ頂きたい。
そんな願いを込めて、花嫁和装(色打掛・引き振袖)はもちろんのこと、花嫁小物もすべて「一点物」でお作りしています。
「ときつかぜ」のお衣裳は斬新です。しかし、使う基礎となる技法は平安時代からのものでしたり、江戸時代に出来た古典柄でしたりと、きちんと日本文化の伝承を考えています。
その絶妙なバランス感覚と技法は、全国のあらゆる年代の方へ、年間600名様以上のコーディネートをする「ときつかぜ」だからこそ培われたものでもあります。また、芸能界のご要望も厚く、2022年にはフジテレビのドラマ『やんごとなき一族』(主演:土屋太鳳さま)にて、伝統ある超上流階級のお衣装を任されるなど、「明確な独自性」と「伝統」とのバランスを大事にしています。
お式では、「最高の個性を発揮」しながらも、「列席の誰しもから愛される」お衣裳をお召いただきたいと思っております。
「命がけで」という言葉があります。この言葉は、軽く使ってはいけない言葉と思います。でも、それを本当に体現して染めている姿を、ときつかぜの四代目洋平は見たことがあります。
三代目にあたる、叔母の富士子が風彩染を染めているときのことです。
なんと、ガスが漏れていたのです。途中で染めをやめれば失敗ものになってしまう特徴が風彩染にはあります。鼻が悪くて匂いに気付かなかったらしいのですが、目が見えなくなってきたと言いつつも染め続け、終えてそのまま倒れたという逸話があります(富士子は2023年現在、芸歴67年目で、元気に染めています)
そして、四代目自身も、『海と空の出逢う場所』という名前の色打掛を製作の際、
1日13時間連続で染めるのを5日間続け、倒れました。その時の話は、朝日新聞の記者さんが東京から来てくださり、全国版で新聞に書いてくださいました
「倒れとくもんやなあ」とのこと(笑)
そんな私たちの花嫁衣装は、着てくださる方の幸せに繋がるように、ただ色を染めるだけでなく、「目に見えない大切なもの」を、端から端まで染め抜いています。
↑きっと、もっとその作品が好きになって下さるはず☆
「時津風(ときつかぜ)」。人生の良きときに吹いてくる、追い風のことを言うそうです。
日本では、「風」に名前を付けます。「東風」と書いて「こち」と言ったり、「春の日の光が照る中を、そよ風が吹き渡る」ことを「風光る」と言ってみたりと、なんと2,000語もあるそうです。
これは、世界でも日本だけです。
一真工房は、「風」をテーマに着物を創作している日本で唯一の工房ですので、「風の名前」を屋号に付けようと思いました。
「良い風が吹きますように」
うまくいくことは、追い風が吹いて、とんとん拍子に進みます。
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