打掛②『海と空の出逢う場所』

③海と空の色を創る

この打掛の色合わせで一番難しいことは、「青系しか使わない」と決めたことでしょう。

色合わせは、反対色を使えば派手になります。綺麗にもなります。

しかし、あえて使わないことを直感的に決めていました。だから、手がこうなっちゃいました。

このあと、ゾンビかってくらい青くなっていきます。

自分のこれまで見た色。

沖縄の村で暮らしていた時、毎日通った大橋の上から見た、12時ごろのターコイズの海。

田んぼを作るために、鋸で斜面の大木を一人で切り倒し、倒れた木が斜面を滑り落ち、その葉をヤギたちが食べて枝だけになる。その切り株から見た海。

そういうものをかき集めて、晴れ渡る海と空が出会う場所を、打掛に染めていく準備をします。

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