ときつかぜのお衣装にはすべて「風」が染められています。
「良い風」「追い風」「あの時の風」。
風にまつわる言葉やお話は、日本が最も多く、日本は「風の民族」でもあります。
ときつかぜの屋号も元は「時津風」という、「良い時節に吹く追い風」のことを意味します。
風に触れたことはありますか?
以前、福島の被災地での催事の際、あるお客様がこう仰いました。
「あの日以来ふさいでいたけれど、すっと、そっとほほを撫でられたような気がして、元気になりました」その言葉は、僕らの宝物です。
一生懸命心を込めて染めたものは、だれかの心にきっと届く。そして、誰かの人生に、良い風を吹かせることが出来る。
そういう想いで制作しています。
たった一度しか吹かない風を染めて。