品質の見分け方

一生に一枚の打掛をレンタルするときに、
「きちんとしたものが着たいけれど、
品質を見分けることが出来ない。」
とお悩みの方は多いのではないでしょうか?
例えば色打掛という名称は同じでも、
「総絵羽(絵柄が全身で繋がる)である」
「小紋(パターン)柄である」
では、格式も着姿の深みも変わります。
工房併設の‐ときつかぜ‐では、
その見分け方などからお教えすることが出来ます。

生地は、すべて「正絹」です。

お祝着は、「正絹」(しょうけん)と言われる
「絹」であるのが昔ながらの決まり事です。
現代では花嫁衣装も多くがポリエステルになりました。
「原材料も安く」、「色は真っ白いまま」で、
「水濡れにも縮まないので手入れもしやすく」と
レンタルにはうってつけなのですが、
「発色」や「光沢」においては、絹に遠く及びません。

「正絹」は発色が変わります。

同じ色を染めれば、絹の持つ光沢が、優しさと重厚感を併せ持ちます。
ポリエステルは絹の風合いを目指して企業努力をされ、
「人絹」(じんけん)と呼ばれていますが、
逆を返せば、世界の布地の王様は、やはり絹なのです。
そんな絹の中でも最高級の緞子生地を全身に纏う。
その荘厳さは、特別な一日に相応しいものです。

軽くてポージングも自由自在

一般的な白無垢や色打掛の重さは、5㎏~10㎏と
様々で、「体力が不安」というお声も耳にします。
しかし、ときつかぜの打掛は、
白無垢で3.5㎏未満、色打掛でなんと3㎏未満です。
また、体に沿うことにより
スタイル良く見える最高級緞子生地を使用し、
動きやすいので、テーブルラウンドを快適に行えるなどの
利点もあります。

最高級の素材。そして

「ときつかぜだけの特別な技術」。

花嫁の繊細な美しさを表現する「カチン描き」

カチン描きは、一般的な古典柄の京友禅より古く、
桃山時代に生まれたと言われる線描き技法です。
-ときつかぜ-のカチン描きは、
日本一の繊細さ、伸びやかさと言われております。
絵の繊細さは、花嫁を彩る繊細な美しさに
直結しています。

手描きの彩色(色を付けます)

その描写をご覧ください。
一般的な色打掛のお柄は、文様として
デザイン化されています。
対して私たちの染め方は、
複雑な刷毛使いをして、一枚の花弁にかける時間も、10倍ほどの
手間をかけます。
友禅染を出来るようになった後、研鑽を積んで出来る、
素描の妙と奥深さは、いつまでも見続けられる深みを
表現できます。

そして、「風彩染」という、独特の染めが、優しい花嫁姿を演出します。

「風」に触れたことはありますか?

「風を描く」染め、風彩染――

着ている方の雰囲気や情緒を染め上げるのに
欠かせない表現技法が、工房独特の「風彩染」です。
1200年続くぼかし染めの歴史の中で、
初めて誕生した工房独自の技法です。
風彩染は商標登録されており、他に同じ染めは一切存在しません。
生地を濡らしながら染め上げ、すべての「あいくち」(縫い口)を
色が繋がるように揃える技法は、
ときつかぜの熟練した職人だけの業です。

花嫁にふさわしいお衣裳

「良い風が吹きますように」
それが私たちの願いです。
「一度しか吹かない風」は、
「一度しかしない結婚式」にふさわしく、
良い風の吹く縁起の良い花嫁衣装となります。

品質にこだわるのは、輝いていただくためです。

一番見てもらいたい大切な方にご覧頂いた時も。

そして、まだ出逢っていない、世界の誰かにも。

「この世で最高の着姿だ」と仰って頂けるように。

最高の準備をして、お待ちしております。

 

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