打掛④『宝尽くし幸いの風』

幸せになりますように☆な縁起柄たち☆

打ち出の小槌☆ 

いわずと知れた打出の小槌☆振れば願いが叶います。二つデザインがあるので、見つけてください☆ちなみにこちらの赤やターコイズの色線は、下描きなし図案なしの一発描きしました。

虎の巻☆

大切な教えの書いてある巻物です。ご夫婦円満に暮らすには、大切なことがいくつかはあるもの。

宝珠☆

密教の法具で、金銀財宝など、思いのままに出すことが出来るもの。

七宝☆

家族の平和や宇宙の調和を意味する、最も古い古典柄の一つ。金・銀・瑠璃るり・玻璃はり・硨磲しやこ・瑪瑙めのう・珊瑚さんごのことをいうという説もあります。

束ね熨斗目

お祝いの引き出物などに使われる、貝のアワビを熨して乾燥させた 
熨斗を束ねた模様です。あわびを何度も伸ばして使われたことから長寿の縁起物とされてきました。神様に捧げる神聖なものです。

金嚢(きんのう)・巾着(きんちゃく)

お守りやお金、香料などを入れる袋のことで、緞子(どんす)や錦などの美しい布で作られます。

鶴と富士山

鶴は千年の言葉の通り、長寿の象徴であり、瑞鳥のひとつ。富士山は日本一の高さの山であることは有名ですが、そのなだらかな八の字の形は末広がりを表し、子孫繁栄や未来への良い兆しを表します。また、「無事」「不死」に繋がることから、長寿の願いが込められています。

飾り軍配

星の流れを読み、タイミングよく物事を進めることが出来る軍配のお柄。真ん中にはもちろんハートがいたり、「勝ち虫」と言われる縁起の良いトンボが描かれています。

松竹梅

歳寒三友と言われるこの三つの植物。1日目が松で、二日が竹、三日が梅と言われるそう。岩からでも生える強さを持つ松。しなやかに受け流す、日本武道の究極地とも言われる竹、寒さの中一番に咲き始め、「百花の先駆け」と称される梅。柄としては渋いこの取り合わせも、かわいく乙女な松竹梅として描きました。

この色打掛のメインテーマの傘。傘に跳ね返った雨粒が、吉祥柄のアイテムに姿を変えていきます。落ちた雨粒も、裾の松竹梅に慈愛の一滴を投じています。陽射しや雨雪から守ってくれる傘は、災厄から身を守るもの。もちろん「相合傘」なんてものにも通じます。

そのほかにも様々ある柄たち

実は、まだ色々と描かれているこの色打掛。「丁子」や「宝鍵」や「金平糖」など、是非探してみてくださいね。

パターン柄で織られている色打掛が大半な中で、全身全部柄が違うので、お写真写りも様々な姿を楽しんでいただけます。これを着た花嫁の方は、是非、あらゆる角度のお写真をお楽しみくださいませ。

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